クレジットカード現金化にご注意!トラブル急増中

クレジットカードで購入した商品を安く買い取ってもらい、現金を手に入れる「クレジットカード現金化」。手軽に現金が手に入るように見えますが、実はトラブルが急増しています。

国民生活センターによると、現金化に関する相談は2009年度には228件と、2006年度の3倍近くに増加しました。相談者の4人に1人が多重債務者で、切羽詰まって利用するケースも目立つようです。

現金化の仕組みは、例えば50万円のパソコンをクレジットカードで購入し、それを35万円で買い取ってもらうというもの。手元には35万円が残りますが、後日カード会社に50万円を支払う必要があり、実質15万円の損となります。

また、「キャッシュバック」という手法も登場しています。これは、商品を購入すると現金をキャッシュバックする仕組みですが、実際は高金利の融資と同じで、利用者に多額の債務が残ります。

これらの現金化は、カード会社の規約違反であり、詐欺罪に問われる可能性もあります。

キャッシング枠が足りないなどの理由で現金化に手を出す方もいるようですが、割に合わないだけでなく違法行為です。安易に利用しないようにしましょう。