「出張でたまったマイレージが誰のものになるのか」と問われるとき、意見は大きく2つにわかれる。
一つは会社の予算で得たマイレージだから当然会社のもの。もう一つは、会社の出張などで貯まったマイレージの個人利用について何か定めていれば別だが、そうでなければマイレージ利用は個人の自由だという意見だ。
一つ目の意見：会社の予算で得たマイレージだから当然会社のもの
それに対する疑問として次のことがある。会社が法人会員の制度でマイレージクラブの会員であり、貯まったマイルを個人利用するならば、当然、横領となるが、個人でマイレージに加入するかしないかは個人の自由である。また、航空会社のマイレージは個人に与えられるプレゼントのようなもの、マイルを維持するための費用は個人が出費してるわけだから、出張などで貯まったマイルを個人で利用してもいいのではないか。
もう一つの意見：何か規定がない限りマイレージ利用は個人の自由だ
この意見に対する疑問もある。具体的に会社で「会社で貯まったマイレージは、次の出張で活用しなければならない」と定める社内規定のようなものがあればそれに従えばよい。でも、そのような規定がない場合はどうすればよいのか。現段階では法律的にもマイレージの所有権が会社に帰属すると明確に示した規定はないようだが、でもやはり会社の担当者に確認するのが常であろう。
どういう意見を持っているにせよ、今のマイレージに対する規定がどうであるにせよ、あなたの働いている会社（上司またはボス、権威）に従うことが正しい。
