ウイルス対策ソフト比較特集

ウイルス対策ソフト比較特集

ウイルス対策ソフトの必要性

Windows をインストールしたばかりのパソコン、購入したばかりのパソコンを、直接インターネットに接続すると、ものの20分と経たずにワームに感染する。メールを受信すればウイルスやスパムメールが頻繁に送られてくる。しかし、Windows 単体ではウイルス対策の機能は何もない。

インターネットに接続する前に、最新のセキュリティ修正プログラム(通称パッチ)を適用しておけば、かなりの確率でワームから守ることができるし、パーソナルファイアウォール機能を有効にしておけばさらに堅牢にすることもできる。

ウイルス対策としては、セキュリティ修正プログラムの適用もさることながら、不明な添付ファイルを開かない(実行しない)といったことが確実にできれば、ウイルス感染の確率を下げることはできる。

しかし、日々出現する新種のウイルスに対して、このような自助努力だけでパソコンを守りきることはできるのだろうか。

ウイルスに感染すると、ウイルスは外部に対してさらなる感染活動をはじめる。気付かない間に被害を広げることになりかねない。さらに感染活動によってネットワークをダウンさせてしまうこともある。そうなると自分だけの問題ではなくなるのである。

他人に迷惑をかけないためにも、ウイルス対策ソフトの導入は、インターネットに接続する上での身だしなみと言っても過言ではないだろう。


ウイルス対策ソフトは何を選んだらいいのか?


ウイルス対策ソフトは有料のものからフリーのものまで、沢山のソフトが存在するので、何を選んだらいいのか非常に迷うところだろう。

価格で選ぶのか、検出性能で選ぶのか、ブランドで選ぶのか、機能性で選ぶのか、何を求めるかで適切なソフトの選択は変わってくる。逆にソフトに求めるものが明確であれば、あまり悩むことはないだろう。

そこで ITNAVI.com では、代表的なウイルス対策ソフトの特徴を、パソコン初心者にもわかりやすく説明したい。

昨今のウイルス対策ソフトは、ウイルスからの防御機能だけでなく、ファイアウォール機能や迷惑メール(スパム)対策、個人情報漏えい防止などの付加機能を持つものが多くなってきた。それぞれの製品の特徴を簡単に説明する。

検出性能で選ぶ

NOD32パターンファイルによるパターンマッチングに頼らない検出性能、スキャン速度に定評があるのが、NOD32 だ。日本ではあまり聞きなれない名前かもしれないが、業界で最も権威のあるウイルス関連情報誌「Virus Bulletin」による 「Virus Bulletin 100% Award」を最多受賞という実績がある。

NOD32は、あの勝間和代さんも使っている



■NOD32については以下のレビュー記事をご覧いただきたい。

【レビュー】NOD32アンチウイルス 驚異の検知率!

とにかくNOD32の軽さは定評がある。特筆すべきはそのスキャン性能。数年前の低スペックのパソコンや、最近流行のネットブックを使うなら、NOD32しかないだろう。

ただし、NOD32はウイルス対策ソフトとしては十分であるものの、総合セキュリティソフトとしては役不足な面は否めない。

でも、安心してほしい。

「NOD32アンチウイルス」には上位版にあたるイーセット スマート セキュリティ (ESET Smart Security)がある。

ESETは 警察庁にも採用された、人気急上昇中のウイルス対策ソフトだ!

NOD32に、スパイウェア対策、フィッシング対策、パーソナルファイアウォ−ル、迷惑メール対策が追加された、総合セキュリティソフト。しかも軽さはそのままなので乗り換えでも安心である。


とことん検出性能にこだわりたい、クリティカルな個人情報を保持するパソコンを使うビジネスマンにとって、心強い味方になるだろう。




信頼のブランドで選ぶ

有名メーカーの製品であれば安心という人もいるだろう。シマンテック製品やトレンドマイクロ製品であれば、パターンファイルのリリースも早いし、機能的にも申し分ない。

ノートン セキュリティノートン セキュリティ

世界No.1シェアを誇るシマンテックのセキュリティ・ソフトが「ノートン セキュリティ」だ。

セキュリティ研究機関としては世界最大規模を誇る「シマンテックセキュリティレスポンス」が、新種のウイルスや不正プログラムを24時間徹底監視している。インターネット上の脅威を常に監視し、最新のセキュリティアップデートを迅速にユーザーへ提供することで、パソコンの万全なセキュリティをサポートしている。

「ノートン セキュリティ」ウイルス対策、スパイウェア対策、ファイアウォール機能やフィッシング対策も含んで価格は ダウンロード1年版6,665円。「ノートン360」は「ノートンセキュリティ」に統合された。

以前のシマンテック Norton は消費するメモリ容量など要求するリソースが高く、スペックの低いパソコンでは重いと感じたものだ。正直、シマンテックは重いことでは定評(?)があった(スキャン速度が遅く、実際に私が使っていたノートパソコンでは旧バージョンでフルスキャンが完了するのに3時間40分かかった)。そんなノートンも、2007年版以降はパフォーマンスの向上が図られ"重いノートン"は見る影もない。試用版をインストールして試してみればわかるはずだ。

  • ノートン セキュリティ



ウイルスバスター クラウドウイルスバスター クラウド

トレンドマイクロ製品「ウイルスバスター クラウド」の最新版が発売された。

パターンファイルだけに依存しないプロテクション方法クラウド対応の最新技術「スマートスキャン」は2011版から継承、重さの主な原因の約80%をパソコンから削除。

クラウドの最新の脅威情報をリアルタイムで参照することで、1日1回のパターン配信を待たず、リアルタイムで最新の脅威に迅速に対応可能

ウイルスバスター2012では、ユーザ数が増加の一途をたどるSNSを安全に利用できるよう、SNS上のURLの安全性を検知できるようになった。mixi、facebook、Twitter に対応。知人に紹介されたリンクをうっかりクリックしてしまい、マルウェアに感染することを防いでくれる。

「ウイルスバスター クラウド」はダウンロード版1年版 5,122(税込)円である。

  • ウイルスバスター クラウド 1ユーザダウンロード版1年
    1本のソフトでパソコン最大3台まで対策可能

  • ウイルスバスター クラウド 1ユーザダウンロード版2年
    毎年更新より1,008円お得。

  • ウイルスバスター クラウド 1ユーザダウンロード版3年
    毎年更新より3,229円お得


トータルバランスで選ぶ

マカフィー Live Safeマカフィー リブセーフの特長を挙げると、
  • 世界 1億台以上の実績
    マカフィー製品は全世界で1億台以上のパソコンにインストールされている。

  • ウイルス対策の老舗。
    1986年 世界初のウイルス対策専門ベンダーとして設立

  • 2年連続、ウイルス対策管理サービス市場 世界 No.1 の実績
    出典/IDC(2003年8月) Worldwide Antivirus Software Forecast and Analysis,2003-2007:Return of the Consumer

  • 対応ウイルス数 No.1
    (ワクチン保有数 2005年10月現在、15万種以上 マカフィー調べ)

  • 世界最大規模のウイルス研究機関「AVERT」
    アンチウイルス緊急対策チーム「AVERT」が、24時間、365日ウイルスを研究、解析

  • ウイルス検出、No.1 エンジン
    ハンブルグ大学内でのウイルス対策機関「VTC(Virus Test Center)」での検出テストにおいて総合第一位を獲得(2002年12月)


マカフィーは、性能、価格、使いやすさとトータルバランスが良い製品である。

マカフィー・インターネットセキュリティは「プログラム自動更新サービス」で新バージョンへアップデートできるので毎年の買い替えが不要である。

通常、製品名に年号が付いている製品は、旧版をアンインストールして新版をインストールする必要があるが、本体もアップデートできるのはマカフィーの特徴だ。実は本体も年に数回はアップデートされているのだが、そのことはあまり知られていない。その点は年号付きの他社製品と違う点だ。

マカフィー・インターネットセキュリティには、ウイルス対策、スパイウェア対策、ハッカー対策(双方向ファイアウォール、Webセキュリティ(サイトアドバイザ)、ネットワークマネージャ・フィッシング対策、個人情報保護・サイトフィルタリングが全て含まれている。

「マカフィー・インターネットセキュリティ」は、上記機能をすべて統合した製品。3ユーザまで使えるダウンロード版は1年版が 5,775円である。

パソコンのメモリが少なく、最小限の機能でいいという人は、ウイルス対策、スパイウェア対策、ハッカー対策(双方向ファイアウォール、Webセキュリティ(サイトアドバイザ)がセットになった「マカフィー アンチウイルス プラス」のダウンロード版なら 1年版 が4,095円とリーズナブルだ。

また、上位版としてトータルプロテクション、オールアクセスも用意されている。トータルプロテクションはインターネットセキュリティにホームネットワーク保護、アクセス規制、盗難防止の機能が追加される。トータルアクセスは昨今のスマホの普及に合わせ、PC、Mac、タブレット、スマホのマルチデバイスに対応している製品である。



価格で選ぶ

ウイルスセキュリティZEROウイルスセキュリティZERO

安さで選ぶなら、ソースネクストのセキュリティソフト ウイルスセキュリティZEROがある。

とにかく価格が安い製品が欲しい人にはこれ。この値段でウイルス・スパイウェア対策、ハッカー対策、個人情報漏洩対策、スパム対策、フィッシング対策がオールインワンになっている。

もちろん安いからといって機能や性能が劣っているわけでもない。インストールも簡単で使いやすい。特にパソコン初心者の方や、
「ウイルス対策のためにパソコンを買ったんじゃない!」
という方にお勧めしたい。

最新版のウイルスセキュリティでは、スパイウェア対策機能の追加とスキャン速度の向上が図られている。

しかも年間の更新料が無料である

これまでウイルス対策ソフトは毎年更新料がかかるのが常識だった。

そんな常識を打ち破ったのが ウイルスセキュリティZERO だ。

年間課金型から、OS対応型サービスになった。

厳密には永久無料というわけではないが、各OSの公式サポート終了時まで更新料無料で使える。

OSの公式サポート期間中

Windows 8 2023年1月10日まで
Windows 7 2020年1月14日まで
Windows Vista 2017年4月11日まで
Windows XP 2014年4月8日まで

追加出費なしで使い続けられる仕組みである。

10年使えて1台用が 1,980円(新価格!)、3台用が 4,980円です。 (ダウンロード版)

すぐに使えるダウンロード版と箱入りのパッケージ版がある。




ウイルス対策ソフト比較特集

感染被害に遭わないためにやっておきたい事

ウイルス対策ソフト 購入した後で

ウイルス対策ソフトを購入するならクレジットカード払いがおすすめ。試用版をインストールして、PCやOS、アプリケーションとの相性に問題ないか確認した上で購入するのが間違いありません。ライセンス購入はオンラインでクレジットカード払いにすれば、銀行振り込みや代引きより正規版への移行が一番早いです。しかもポイントが付くので一石二鳥です。クレジットカードをお持ちでない方は、クレジットカード500枚から比較厳選しているクレジットカードDBで選ぶことをおすすめします。



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