XOOPS を使用する環境を整える


XOOPS は掲示板などのコミュニケーションサイトを容易に構築できる代表的なコンテンツ管理システム(Content Management System。CMSを呼ばれる。)の一つである。本ドキュメントでは、Fedora Core 1 に XOOPS を構築する方法を説明する。

XOOPS を使うためには、Webサーバに Apache、スクリプトエンジンに PHP、データベースに MySQL、いわゆる "LAMP" 環境(LはLinuxだが、Windowsでも構築可能)が必要である。

Fedora Core 1 には、いずれもパッケージが用意されているのでインストールしよう。
まずパッケージがインストールされているか確認してみる。筆者の環境ではこのようになっている。
# rpm -qa | grep httpd
redhat-config-httpd-1.1.0-5
httpd-manual-2.0.47-10
httpd-2.0.47-10
# rpm -qa | grep php
php-4.3.3-6
php-ldap-4.3.3-6
php-imap-4.3.3-6
# rpm -qa | grep mysql
mysql-3.23.58-4
mysql-server-3.23.58-4

まず Apache の設定から。Apache 2 では、デフォルトキャラクタセットが UTF-8 になっている。これは特に指定が無い限りは HTTPヘッダーに UTF-8 がセットされ文字化けの原因になるので、オフにするのが一般的だ。
/etc/httpd/conf/httpd.conf の
AddDefaultCharset UTF-8
から
AddDefaultCharset Off
に変更する。設定変更したら、Webサーバで設定ファイルの再読み込みを行う。

# service httpd graceful
Apache を自動起動の設定は、ntsysv コマンドか chkconfig を使おう。
# chkconfig --level 3 httpd on
(ランレベル3の場合)

次にデータベース MySQL デーモンの起動および起動設定を行う。
はじめて起動するとtestデータベースが作成される。
# service mysqld start
MySQLデータベースを初期化中:                               [  OK  ]
MySQLを起動中:                                             [  OK  ]
# ls /var/lib/mysql/
mysql  mysql.sock  test

Fedora Core 1 の起動時にエラーメッセージが出る場合、下記の修正で
# diff /etc/init.d/mysqld.org /etc/init.d/mysqld
42c42
<     if [ -n "`/usr/bin/mysqladmin ping 2> /dev/null`" ]; then
---
>     if [ -n "`/usr/bin/mysqladmin -u mysqld ping 2> /dev/null`" ]; then
48c48
<     if !([ -n "`/usr/bin/mysqladmin ping 2> /dev/null`" ]); then
---
>     if !([ -n "`/usr/bin/mysqladmin -u mysqld ping 2> /dev/null`" ]); then

MySQL を自動起動にするには、ntsysv コマンドか chkconfig を使おう。
# chkconfig --level 3 mysqld on
(ランレベル3の場合)

まず、MySQL データベースの構築を行う。
  1. 管理者 root のパスワード hogehoge を設定する。
  2. 管理者でログインし、XOOPS用のデータベースを作成する。
  3. xoops という名前のデータベースユーザを作成し、必要な権限を与える。
  4. xoops ユーザにパスワード fugafuga を設定する。
  5. 匿名ユーザを削除する。
# mysqladmin -u root password 'hogehoge'
# mysql -u root -p
Enter password:
Welcome to the MySQL monitor.  Commands end with ; or \g.
Your MySQL connection id is 5 to server version: 3.23.58

Type 'help;' or '\h' for help. Type '\c' to clear the buffer.

mysql>CREATE DATABASE xoops;
Query OK, 1 row affected (0.01 sec)

mysql>grant CREATE,DROP,UPDATE,INSERT,SELECT,DELETE on xoops.*
 to xoops@localhost IDENTIFIED BY 'fugafuga';
Query OK, 0 rows affected (0.04 sec)

mysql>commit;
Query OK, 0 rows affected (0.02 sec)

mysql> use mysql
Reading table information for completion of table and column names
You can turn off this feature to get a quicker startup with -A

Database changed

mysql>delete from user where user='';
Query OK, 2 rows affected (0.02 sec)

mysql>exit



  1. XOOPS を使用する環境を整える
  2. XOOPS をインストールする
  3. XOOPS 情報源


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