いまさら人に聞けないLinux

パッケージを更新するために、Red Hat Network を使うには


Red Hat Network とは、Windows Update のようなものだと思ってください。手動で一つ一つパッケージを更新しなくて済むように、パッケージのダウンロードから更新までを自動化することができます。

  1. まずユーザ登録します。 Red Hat Network

  2. パッケージ情報を送信します。
    途中、サイトで登録したアカウント情報を入力します。
    # /usr/sbin/rhn_register
    

    システム構成情報を、RedHatに送信します。

  3. 更新パッケージを指定します。
    再度、Webサイトにログインし、[Systems]のSystem Listから該当するマシンのSystem Nameをクリックします。
    Errataタブをクリックし、更新するパッケージをチェックします。最後に、Update Selection List ボタンを押します。
    Red Hat Network

    これは必要ありませんでした。up2date -u で一括更新されます。個別にパッケージ指定をしたい場合は、up2date -l で取得可能なパッケージを一覧表示し、up2date -u パッケージ名 で更新パッケージを指定します。

  4. GPG キーリングにRed Hat, Inc. の公開鍵をインポート 最初は、RedHat の公開鍵をインポートする必要があります。
    # up2date -u
    GPG キーリングに Red Hat, Inc. の公開鍵が含まれていません。
    この鍵がないと、アップデートエージェントによってダウンロードされたパッケージ群が、
    Red Hat によって署名されたものであることを検証できません。
    
    アップデートエージェントの指定では、GPG を使用することになっています。
    
    鍵をインストールするために、以下を root として実行してください:
    
    /usr/bin/gpg --import /usr/share/rhn/RPM-GPG-KEY
    
    # /usr/bin/gpg --import /usr/share/rhn/RPM-GPG-KEY
    gpg: 鍵DB42A60E: 公開鍵を読み込みました
    gpg: /root/.gnupg/trustdb.gpg: 信用データベースができました
    gpg:          処理数の合計: 1
    gpg:                読込み: 1
    


  5. パッケージの更新
    # up2date -u
    
    利用可能なパッケージをすべて含むリストを取得中です...
    ########################################
    ########################################
    
    更新対象リストからインストール済みパッケージを削除しています...
    ########################################
    
    スキップフラグが付いたパッケージをリストから削除しています...
    ########################################
    
    利用可能なパッケージ用のヘッダを取得しています...
    ########################################
    
    スキップのフラグが付いたファイルを含むパッケージをリストから削除しています...
    ########################################
    
    スキップ対象パッケージ用のヘッダを取得しています...
    ########################################
    以下のパッケージには、スキップフラグが設定されていました:
    
    パッケージセットをテストしています/RPM の相互依存関係を解決しています...
    ########################################
    依存関係を充足するために、選択内容に以下のパッケージが追加されました:
    
    選択されたパッケージを取得中です。..
    準備中...                   ########################################### [100%]
    

    以上で終了です。

    [Your RHN] Your Account の Preferences タブで、Receive errata alert e-mail for your systems:とI wish to be contacted by Red Hat via: Email のチェックボックスをチェックしておくと、パッケージの更新情報が逐次届きます。

    Basic と Enterprise は、有償サービスとなっており、最初に登録した状態では、Demo ユーザです。Demoユーザは、管理対象が1システムに限り、サービスが混雑しているときは、利用できないことがあります。

    RedHat 7.2 以前のバージョンを利用している場合は、接続サーバをアジア向けに変えた方がいいようです。
    エンタープライズ: Linux Tips - 米RHNアップデートサーバがいつも混んでいる

    下記のTipsも参考にしてください。
    エンタープライズ: Linux Tips - 特定のパッケージをRHNアップデート対象から外したい
    エンタープライズ: Linux Tips - rhn_registerが見あたらない

    Red Hat Network ユーザリファレンスガイド 3.1
    手動でパッケージをインストールしたりして、ローカルシステムとRed Hat Network のパッケージリストの同期を取りたい場合は、下記のコマンドを実行します。
    # up2date -p
    

    @IT:Red Hat Networkの接続でエラーが表示される
    Red Hat Networkクライアントプログラムに含まれるSSL証明書の有効期限が2003年8月28日をもって切れたので、Red Hat Networkクライアントのアップデートを行う必要があります。

    最近では、APT を使ってパッケージ更新する方法も可能になっている。
    Red Hat LinuxでAPTを使うには

    rpm -ivh apt-0.5.5cnc5-fr0.rh73.2.i386.rpm
    apt-get update
    apt-get dist-upgrade
    
    Fedora Core では、yum(Yellow dog Updater, Modified) を使おう。
    Fedora Core 1を自動更新するには(yum編)

    パッケージの取得先を国内のミラーサーバに変更しよう。
    /etc/yum.conf を下記の内容に変更します。
    [base]
    name=Fedora Core $releasever - $basearch - Base
    #baseurl=http://fedora.redhat.com/releases/fedora-core-$releasever
    baseurl=http://ftp.kddilabs.jp/Linux/packages/fedora/core/$releasever/$basearch/os
    
    [updates-released]
    name=Fedora Core $releasever - $basearch - Released Updates
    #baseurl=http://fedora.redhat.com/updates/released/fedora-core-$releasever
    baseurl=http://ftp.kddilabs.jp/Linux/packages/fedora/core/updates/$releasever/$basearch
    

    以下が yum 基本操作になります。
    # yum list
    # yum check-update
    # yum update
    

    1.利用可能なパッケージリストを取得します
    2.アップデート可能なパッケージを表示します
    3.アップデートを行います

    yum check-update ・・・ リポジトリの更新
    yum update ・・・ 利用可能なパッケージを全てアップデート
    yum update <パッケージ名> ・・・ 指定したパッケージをアップデート
    yum list installed ・・・ インストール済みパッケージを表示
    yum list updates ・・・ アップデート可能なパッケージの一覧を表示
    yum list upgrade ・・・ インストール可能なパッケージの表示
    yum list <パッケージ名> ・・・ インストール可能なバージョンを表示
    yum install <パッケージ名> ・・・ パッケージの新規インストール
    yum upgrade <パッケージ名> ・・・ パッケージのアップグレード
    yum remove <パッケージ名> ・・・ パッケージの削除
    yum clean ・・・ ダウンロードしたパッケージと古いヘッダを削除する。clean allと同じ








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