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パッケージを更新するために、Red Hat Network を使うには
Red Hat Network とは、Windows Update のようなものだと思ってください。手動で一つ一つパッケージを更新しなくて済むように、パッケージのダウンロードから更新までを自動化することができます。
まずユーザ登録します。
Red Hat Network
パッケージ情報を送信します。
途中、サイトで登録したアカウント情報を入力します。
システム構成情報を、RedHatに送信します。
更新パッケージを指定します。
再度、Webサイトにログインし、[Systems]のSystem Listから該当するマシンのSystem Nameをクリックします。
Errataタブをクリックし、更新するパッケージをチェックします。最後に、Update Selection List ボタンを押します。
Red Hat Network
これは必要ありませんでした。up2date -u で一括更新されます。個別にパッケージ指定をしたい場合は、up2date -l で取得可能なパッケージを一覧表示し、up2date -u パッケージ名 で更新パッケージを指定します。
GPG キーリングにRed Hat, Inc. の公開鍵をインポート
最初は、RedHat の公開鍵をインポートする必要があります。
# up2date -u
GPG キーリングに Red Hat, Inc. の公開鍵が含まれていません。
この鍵がないと、アップデートエージェントによってダウンロードされたパッケージ群が、
Red Hat によって署名されたものであることを検証できません。
アップデートエージェントの指定では、GPG を使用することになっています。
鍵をインストールするために、以下を root として実行してください:
/usr/bin/gpg --import /usr/share/rhn/RPM-GPG-KEY
# /usr/bin/gpg --import /usr/share/rhn/RPM-GPG-KEY
gpg: 鍵DB42A60E: 公開鍵を読み込みました
gpg: /root/.gnupg/trustdb.gpg: 信用データベースができました
gpg: 処理数の合計: 1
gpg: 読込み: 1
パッケージの更新
# up2date -u
利用可能なパッケージをすべて含むリストを取得中です...
########################################
########################################
更新対象リストからインストール済みパッケージを削除しています...
########################################
スキップフラグが付いたパッケージをリストから削除しています...
########################################
利用可能なパッケージ用のヘッダを取得しています...
########################################
スキップのフラグが付いたファイルを含むパッケージをリストから削除しています...
########################################
スキップ対象パッケージ用のヘッダを取得しています...
########################################
以下のパッケージには、スキップフラグが設定されていました:
パッケージセットをテストしています/RPM の相互依存関係を解決しています...
########################################
依存関係を充足するために、選択内容に以下のパッケージが追加されました:
選択されたパッケージを取得中です。..
準備中... ########################################### [100%]
以上で終了です。
[Your RHN] Your Account の Preferences タブで、Receive errata alert e-mail for your systems:とI wish to be contacted by Red Hat via: Email のチェックボックスをチェックしておくと、パッケージの更新情報が逐次届きます。
Basic と Enterprise は、有償サービスとなっており、最初に登録した状態では、Demo ユーザです。Demoユーザは、管理対象が1システムに限り、サービスが混雑しているときは、利用できないことがあります。
RedHat 7.2 以前のバージョンを利用している場合は、接続サーバをアジア向けに変えた方がいいようです。
エンタープライズ: Linux Tips - 米RHNアップデートサーバがいつも混んでいる
下記のTipsも参考にしてください。
エンタープライズ: Linux Tips - 特定のパッケージをRHNアップデート対象から外したい
エンタープライズ: Linux Tips - rhn_registerが見あたらない
Red Hat Network ユーザリファレンスガイド 3.1
手動でパッケージをインストールしたりして、ローカルシステムとRed Hat Network のパッケージリストの同期を取りたい場合は、下記のコマンドを実行します。
@IT:Red Hat Networkの接続でエラーが表示される
Red Hat Networkクライアントプログラムに含まれるSSL証明書の有効期限が2003年8月28日をもって切れたので、Red Hat Networkクライアントのアップデートを行う必要があります。
最近では、APT を使ってパッケージ更新する方法も可能になっている。
Red Hat LinuxでAPTを使うには
rpm -ivh apt-0.5.5cnc5-fr0.rh73.2.i386.rpm
apt-get update
apt-get dist-upgrade
Fedora Core では、yum(Yellow dog Updater, Modified) を使おう。
Fedora Core 1を自動更新するには(yum編)
パッケージの取得先を国内のミラーサーバに変更しよう。
/etc/yum.conf を下記の内容に変更します。
[base]
name=Fedora Core $releasever - $basearch - Base
#baseurl=http://fedora.redhat.com/releases/fedora-core-$releasever
baseurl=http://ftp.kddilabs.jp/Linux/packages/fedora/core/$releasever/$basearch/os
[updates-released]
name=Fedora Core $releasever - $basearch - Released Updates
#baseurl=http://fedora.redhat.com/updates/released/fedora-core-$releasever
baseurl=http://ftp.kddilabs.jp/Linux/packages/fedora/core/updates/$releasever/$basearch
以下が yum 基本操作になります。
# yum list
# yum check-update
# yum update
1.利用可能なパッケージリストを取得します
2.アップデート可能なパッケージを表示します
3.アップデートを行います
yum check-update ・・・ リポジトリの更新
yum update ・・・ 利用可能なパッケージを全てアップデート
yum update <パッケージ名> ・・・ 指定したパッケージをアップデート
yum list installed ・・・ インストール済みパッケージを表示
yum list updates ・・・ アップデート可能なパッケージの一覧を表示
yum list upgrade ・・・ インストール可能なパッケージの表示
yum list <パッケージ名> ・・・ インストール可能なバージョンを表示
yum install <パッケージ名> ・・・ パッケージの新規インストール
yum upgrade <パッケージ名> ・・・ パッケージのアップグレード
yum remove <パッケージ名> ・・・ パッケージの削除
yum clean ・・・ ダウンロードしたパッケージと古いヘッダを削除する。clean allと同じ
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