Suica と ICOCA の一番大きな違いは精算のタイミングにある

JR東日本のSuicaと西日本のICOCA、どちらもICカード乗車券ですが、Suica と ICOCA の違いはご存知ですか。

実は改札を通るときの精算のタイミングが違います。

Suicaは最低でも初乗り料金がチャージされていないと、改札を通れません。一方で、ICOCAは1円以上入金されていれば通れます。いずれも乗車運賃が不足すれば降車時に精算が必要になる点は同じです。

JR東日本はカードの入金を乗る前にしてもらうことで、改札口を出る際に精算機が混まなくてすむという考えのようです。

一方でJR西日本は、残高が1円でもあれば乗れるという、顧客の利便性を優先したといいます。急いでいるときに、入場時に足止めを食らいたくないものです。

ICOCAがそのような仕様になったのは、ICカード乗車券の前に使われていた「Jスルーカード」「スルっとKANSAI」も10円の残高があれば電車やバスに乗れたから、その考えを引き継いでいるという説もあります。

いずれの方式でも運賃を支払わなければ乗れないことには違いありません。

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