外付けHDD VS オンラインストレージ
オンラインストレージは便利ですが、もちろん注意点やデメリットも存在します。
○メリット
!PCが故障しても、データはオンライン上なので無事。
!外付けHDDを購入する必要、持ち歩く必要がない。
!ネット環境さえあれば他のPCからもデータ共有可能。
!バックアップが自動で随時更新できる(同期機能がある場合)。
!複数の人間とデータを共有できる。
×デメリット
!PCのスペックによっては処理や動作が遅くなる。
!データが飛んでも無料版は保障がない。
!オンライン環境がなければ使えない。
!年or月単位で利用料がとられる。
オンラインストレージの一番の利点は、ネット環境とパソコンさえあれば「どこでも」「いつでも」オンラインからデータをダウンロード&アップロードできる点です。しかし、オンライン環境がなければ意味を為しませんので、ネットのできないところでは利用できません。その点、外付けHDDの場合は持ちあるくことができるので、ネット環境がなくとも自由にデータを弄ることができます。
では、データのバックアップをとる場合、外付けHDDとオンラインストレージのどちらを利用したほうが便利でお得なのでしょうか。前述したとおり、両者ともメリット・デメリットが存在します。
外付けHDDは購入費用だけでバックアップをとれますが、オンラインストレージの場合は年単位で利用料金を払わなければいけません。外付けHDDの値段はメーカーによってピンからキリまでですが、だいたい500GBくらいのものを4000円~10000円台で購入可能。以降は費用はいりません。
データの容量が増えてしまい、新しく外付けHDDを増設する作業が面倒くさいという方にはオンラインストレージが向いていますが、値段に関しては、はっきり言って外付けHDDを購入したほうがお得に済みます。
が、外付けHDDにもPCのハードディスクと同じように寿命があります。その寿命が2年後なのか5年後なのかはたまた8年後なのかはわかりませんが、ある日いきなり破損してバックアップデータが消えてしまう恐れもあります。そういうケースを考えると、オンラインストレージには寿命がないので、安心感があるといえます。
一概にどちらが便利でお得だ、とは言い切れませんが、容量、速度、安定感、共有できるかどうかなど、自分がどのポイントに重きを置いているか考えれば、自然とどちらかに絞られるかと思われます。
また、データを守りきる良い方法としては、外付けHDDとオンラインストレージの両方を併用する、という手もあります。