オンラインストレージ、何で選ぶ?

オンラインストレージを選ぶときに注目したいのは、容量の多さ&サービス内容と値段が見合っているかどうか、また「同期型」なのかそうじゃないのかというポイントです。同期型はローカルフォルダとオンライン上のフォルダを同期しているので、ローカルにデータを保存するだけで自動的にオンラインフォルダのほうにも保存されます。なので、データを変更するたびにいちいち手動でオンラインストレージ内のフォルダにアップロードしなおす手間も省けます。作業時間を効率させるという意味でも、極力同期システムを持ったもののほうがいいでしょう。

しかし、この同期機能にもデメリットはあります。同期ではリアルタイムで最新版のデータがオンラインストレージ上のフォルダにコピーされますが、たとえば間違ってローカル内のファイルを上書き&削除してしまった場合、オンライン上でもその変更が反映されてしまいます。これではせっかくのバックアップも意味がないですね。

しかし、この問題点を解決するため、近年のオンラインストレージには、削除したデータを復元でき機能や、古いバージョンのファイルへアクセスすることが可能になるリビジョン管理機能が備わっているタイプが増えてきました。この機能を持っていれば、なんらかのミスでデータが間違って上書きされても取り返しがきくので、安心してバックアップをとることができます。
同期機能を持っているオンラインストレージは結構ありますが、リビジョン機能も併せ持っているオンラインストレージというと数が限られます。有名なところでは、SugarSync、Dropboxなど。SugarSyncは日本語版が用意されており、自動的に最新版と5バージョン前までファイルをバックアップします。
Dropboxも、復元したいファイルの上で右クリックすると更新履歴が表示されるので、その中で自分の探しているファイルをクリックすると、確認&ダウンロードすることができます。ただ、Dropboxは日本語版が用意されていないので、人によっては少し使いづらい面もあるかもしれません。

リビジョン機能は持っていないものの、データ復元機能と同期システムを持っているオンラインストレージの中では、ノートンの「オンラインバックアップ」(年/6,480 円で25GB)や、トレンドマイクロから発売されている「SafeSync」(年/4,480 円~)などが有名です。とくにSafeSyncは値段も業界の中ではかなりお手頃で、いま注目を集めています。

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