「Integrated Services Digital Network」で「ISDN」
ISDNの意味は何か、INSネット64・INSネット1500とは何なのか、それぞれの意味や成り立ちを押さえておきましょう。


●ISDNは世界共通の名称

ISDNは「Integrated Services Digital Network」の頭文字I・S・D・Nを取った言葉です。ディジタル通信の国際標準規格で、世界共通の名称なのですよ。
静止画や動画音声など、容量の多い情報をより高速に送受信できるディジタル通信網のことです。日本語では「サービス総合ディジタル網」と呼ばれています。

●いつ頃、どこで決めたの?

1980年、国際電信電話諮問委員会(CCITT)、現在の国際電気通信連合電気通信標準セクタ(ITU-T)によって定められました。

●ISDNサービスはいつ頃から?

ISDNという世界共通の規格に基づいて、1988年前後から、アメリカ、フランス、ドイツなどでディジタル通信サービスが始まっています。
日本では1988年、NTTが「INSネット64」の商品名でサービスを開始しました。

●INSネット64・INSネット1500は商品名

NTTが提供しているISDNサービスの商品名が「INSネット」。
「Information Network System」の頭文字I・N・Sを取ってINS(アイエヌエス)としています。
INSネットには「INSネット64」と「INSネット1500」の2種類があります。「INSネット64」は個人・事業者を対象とし、従来の電話線を使用する通信サービス、「INSネット1500」は企業を対象とし、光ファイバーを敷設して行う大容量の通信サービスです。