とっても ORACLE

STATSPACKを使う


バージョン8.1.6から提供されている新機能のパッケージで、従来のUTLBSTAT/UTLESTATユーティリティをさらに使いやすく、より詳細なレポート出力を行うことが出来ます。
ある2時点で取得したデータの差分を元に、その間のパフォーマンス統計データを分析します。BSTAT/ESTATと違う点は、スナップショット(ある時点に収集されたパフォーマンス統計データの集合)がSTATSPACKのテーブルに永続的に保存されるため、任意の期間の統計データをいつでも分析できるようになった点です。

インストール方法は、インストールスクリプトを実行するだけですが、パフォーマンス統計データを格納する表領域を用意しておいて下さい。容量は格納するスナップショットの回数によって変わりますが、最低限100MB(R9.2の場合、R9.0では64MB、R8.1では45MB)は確保してください。1スナップショットに必要な容量は環境によって変わりますが、概ね200KBほど見積もればよいでしょう。インストールの際に、PERFSTATユーザのパスワード、デフォルトの表領域、一時表領域を入力します。デフォルト表領域として SYSTEM表領域は使用できません。

SQL> connect / as sysdba
SQL> @?/rdbms/admin/spcreate.sql

?は$ORACLE_HOME

スナップショットの取得は (パスワードがperfstatの例)
SQL> connect perfstat/perfstat
SQL> execute statspack.snap

これだけでスナップショットが取得されます。
次にレポートの作成です。
SQL> connect perfstat/perfstat
SQL> @?/rdbms/admin/spreport.sql

開始スナップショットID、終了スナップショットID、レポートファイル名を入力すると、レポートファイルが作成されます。

不要データの削除は、
SQL> connect perfstat/perfstat
SQL> @?/rdbms/admin/sppurge.sql
削除対象にする開始スナップショットID、終了スナップショットIDを入力します。

全データの削除は、
SQL> connect perfstat/perfstat
SQL> @?/rdbms/admin/sptrunc.sql


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